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本学の創立者田口枢機卿は、ローマカトリック教会において、我が国はもとより、国際的に活躍した祈りの人でありました。
枢機卿は、先進国や発展途上国における様々な教育文化に精通し、その長い経験と枢機卿の人間参加が、本校を設立することとなったのです。
即ち人間にとって平和な社会、健全な体制、安定した秩序を実現する、最も肝要なことは、女性の深い教養であると認識され、宗教的情操教育を施しながら、円満な人格を育成し、人生の目的や意義を十分理解して、自らは「純潔と愛徳」を実践できる人になるよう教育することを建学の精神としました。
時代の進展と共に、今日ではより深い隣人愛を実践し、国内外において真に自立した女性として、社会に貢献しうる女性の教育を目指しています。
50年前に蒔かれた一粒の種が、それぞれの時代を生きた多くの人たちのご努力によって一年ごとに少しずつ成長し、その果実をふやし、大きな実りを得るまでに成長して参りました。
この百合学院の50年の歩みは決して平坦な道程では有りませんでした。
しかし、実りの一番の要因は、社会が大きく変動する中で、創立以来、いつの時代も変わることなく建学の精神の中に流れている「信・望・愛」の教育と、家庭的な温かい交わりの成果だと思っています。
50年を越え、さらなる歩みを踏み出そうとしている今、創立当初の心を思い起こし、苦難な中でも夢一杯、希望一杯の前進をして参りたいと思います。そして、次なる時代の生徒達に百合学院の大切な「他人を思いやる豊かな心」の教育をしっかり伝えてゆきたいと思っています。